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フッ素樹脂の特長

フッ素(ふっ素)樹脂は、半導体・電機・電子、化学、薬品、薬液、機械、自動車など広範な分野で使用されています。
それはフッ素樹脂が他のプラスチック材料に較べて、極めて優れた性質を持っているからです。
ここでは、その極めて優れた性質について紹介させていただきます。


耐熱性

フッ素樹脂は、連続使用温度が150℃~260℃で、プラスチックの中では特に優れています。
(PFAの連続使用温度は260℃です)


低温特性

フッ素樹脂は、低温下での連続使用温度が-80℃です。


耐化学薬品性

フッ素樹脂は、ほとんどの化学薬品、溶剤に対して安定しています。 酸、塩基、溶剤等を浸漬しても、著しい重量増加がみられず、TOCの溶出も非常に少なく、高純度を要求される用途に適しています。


電気的特性

フッ素樹脂は、絶縁体中で最小の誘電率を持ち、周波数による変化はほとんどありません。また広い周波数域で安定しています。


低摩擦特性

フッ素樹脂は、固体の中で最小の摩擦係数を示します。


非粘着性

フッ素樹脂は、フライパンのコーティングが有名で、粘着性の物質でも付着しにくく、離型性も抜群です。


難燃性

フッ素樹脂は、ほとんどのものがUL規格94V-0に該当します。又限界酸素指数も95以上です。


耐候性

フッ素樹脂は、屋外で使用しても半永久的に紫外線等の影響を受けません。